コトハたちの住む世界
「コエ」と呼ばれる思いの光が行きかう世界。
ヒトは「コエ」を使って自分の主張をしたり、情報を得ている。
文字だけではなく、絵や小説も「コエ」となって世界中に発信されている。
「コエ」を作るには、魔法のタイプライターが必要。
絵や小説の「コエ」を作る時には、魔法の紙にイラストを描いたり文章を打ち込む。
どこでも「コエ」を見るには、魔法の懐中時計が必要で持っている子供も増えている。
また「ウタゴエ屋」と呼ばれる「コエ」を扱うお店に行って見る事もできる。
「ヒト」は、動物と似たような姿をした「妖精」と共存しており一緒に暮らしている世帯もある。
コエ
魔法のタイプライターを用いて人の思いが光となったもの。
色は、ほとんど虹色。声と異なり音は聞こえない。
1度生まれたコエは、ウタゴエ屋に直接行かないと消すことが出来ない。
ウタゴエ屋
魔法のタイプライターから生まれたコエを世界中に発信、管理しているお店。
ウタゴエ屋の従業員は、コエを「かき消す※」力を持っている。
かき消す
ウタゴエ屋に届いたコエを全世界から消滅させること。
妖精
動物と似たような姿をしている。 浮遊することが出来るうえ、ヒトの言葉を話す。 どこからやってきたかは不明だが、ヒトと共に仲良く暮らしている。
魔法のタイプライター
見た目は普通のタイプライターと変わらない。
魔法の紙に・・
・届けたい思いを入力する。
・届けたい内容(絵、小説など)を魔法の紙に書いたものを入れる。
ことで「コエ」と呼ばれる光に代わりウタゴエ屋に勝手に届く。
そのコエをウタゴエ屋が誰でも見られるように特殊な施しをして、全世界に発信している。
コエを見るためには、「魔法の懐中時計」を所持するかウタゴエ屋に直接行く必要がある。
コエだけを見るのであれば、魔法のタイプライターを所持する必要はない。
普通の紙に直接打つ場合は、普通のタイプライターと同様の仕様。
魔法の紙
魔法のタイプライター専用の用紙。
淡く虹色に光っているのが特徴。
普通のタイプライターでは使えない(紙詰まりを起こす)
魔法とうたっているが、普通の用紙同様、消耗品。
魔法の懐中時計
「コエ」を見るために必要なもの。
あくまで見る専用の道具であり、コエを作り出すことはできない。